マルマ
だいぶ雪が積もりましたね。
どうぞお体を冷やさないように温かくしてお過ごしくださいね。
今日はマルマについて少しだけ書いてみます。
体には108つのマルマと呼ばれる中医学のツボの概念に似たエネルギーポイントがあると言われています。
かんたんに言うと、全身に流れる無数のエネルギー(プラーナ、気のようなもの)ルートのナーディが集まる叢、交わるポイントです。
マルマとは、断末魔の「末魔」の語源です。
急所である末魔が断たれると、体の機能に大きく影響を及ぼします。
それがマルマです。
その中でも3大マルマと言って、とても重要なマルマがあります。
丹田周囲にあるバスティマルマ、胸骨周囲にあるフリダヤマルマ、眉間近辺にあるスタパニーマルマ。
それぞれが、スワーディシュターナチャクラ、アナーハタチャクラ、アジュニャーチャクラと関連しています。
アーユルヴェーダのオイルマッサージ、アビヤンガは、乱れたマルマに薬用オイルをしみ込ませ、様々な手技を用いてマルマを正常な状態に戻していくという側面も持っています。
バスティマルマは、生命力、生きる力、人間関係、情緒、現実的な欲求。フリダヤマルマは愛、感謝、思いやり、リラックス、自己開示、スタパニーマルマは、直感や洞察力、知性、大脳辺縁系、脳下垂体と密接に関係しているため、免疫系やホルモンの分泌をコントロールする場所と言われています。
肉体的な効果としては、
それぞれのマルマに適切な刺激を与えることで、バスティマルマは腸内のガスを排出したり、便秘、婦人科系の不調や坐骨神経痛に。
フリダヤマルマは、心臓などの循環器系を整えます。
スタパニーマルマは頭痛を和らげたり、不眠、自律神経のバランスを取り戻します。。
マルマとチャクラ、そして体に表われる特徴が、とても密接につながっている感じがします。
安心した時には胸をなでおろしたり、人前に出て緊張するとお腹が痛くなったり、考えすぎると頭痛になったり‥
そんな風に体の中ではたくさんの目に見えない働きが毎瞬行われています。
目に見える肉体と同様に、この目に見えない働きも大切にしていただきたいなと思います。