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アーユルヴェーダの食事②

・六種類の味(六つのラサ)

甘味・酸味・塩味・苦味・辛味・渋味

「ラサ」は食物が口に入ったときに感じる味のこと

毎回の食事にこれらの六種類の味をすべて摂り入れることで、私たちの体の構成要素である五大元素(空・風・火・水・地)のすべてを摂りいれることができ、特定のドーシャが増えすぎたり減りすぎたりすることを防ぐことができる。アーユルヴェーダの食事にとって「六つのラサ」は大切なルール。

・六つの性質(六つのグナ)

重性/軽性

湿性/乾性

温性/冷性

グナは属性とも呼ばれ、宇宙、人間、植物などのあらゆるものに存在する性質のこと

・効力(ヴィーリヤ)

温・冷

ヴィーリヤは食物が生体に及ぼす温冷効果のこと

その食物自体の温度ではなく、甘味、苦味、渋味のラサを持つ食物は例え温かく調理したものであっても消化の段階では体を冷やす効力があり、酸味、塩味、辛味のもは冷やした調理法であっても消化の段階では体を温める効力がある。中医学における食物の陰陽に近い概念。

・消化後の味(ヴィパーカ)

甘(かん)・酸(さん)・辛(しん)  

ヴィパーカは食物が消化・吸収される過程で体が感じる味のこと

甘いものや塩からいものは、消化、吸収されることで体組織を充実させ、エネルギーを生みだす、ヴィパーカは甘。

酸味のものは組織を燃焼させる働きがありピッタを上げるのでヴィパーカは酸。

辛味、苦味、渋味はヴァータを上げ、組織を乾燥させる働きがある、ヴィパーカは辛。

甘味 / (地・水) / 冷(ヴィ-リヤ) / 甘(ヴィパーカ) /湿性/重性

酸味 / (地・火) / 温(ヴィーリヤ) / 酸(ヴィパーカ) /湿性/軽性

塩味 / (水・火) / 温(ヴィーリヤ) / 甘(ヴィパーカ) /湿性/重性

苦味 / (風・空) / 冷(ヴィーリヤ) / 辛(ヴィパーカ) /乾性/軽性

辛味 / (火・風) / 温(ヴィーリヤ) / 辛(ヴィパーカ) /乾性/軽性

渋味 / (地・風) / 冷(ヴィーリヤ) / 辛(ヴィパーカ) /乾性/重性

※参考資料:

「大いなる生命学」青山圭秀 著 三五館

上記の内容をふまえて、

次回、ヴァータ体質及びヴァータドーシャが増えすぎた時に適した食事内容をまとめてみようと思います。

 -Ayurveda salon-

  Arunachala アルナチャラ

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