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アーユルヴェーダの食事④

ピッタに適した食事

<ピッタのグナ(性質)>

湿性(油)・軽性・温性

<消化力の特徴>

鋭い、強烈な消化力

異常な食欲で満腹になるまで食べてしまう

<不調になった時(ピッタ過剰)の特徴>

怒りっぽい、イライラ、攻撃的、批判的、完ぺきにやらないと気が済まない、他人のミスや落ち度が許せない、行き過ぎた正義感、独善的、支配的、激しい競争心、シミ、そばかす、吹き出もの、蕁麻疹や湿疹などの皮膚疾患、発汗過多、口臭や体臭が強くなる、老化ではない脱毛、老化ではない白髪、口内炎、胃炎や肝炎などの様々な炎症、潰瘍、消化器系の不調、下痢、体のほてり、目の充血やかすみなど視覚の不調

<向いている食事>

ラサ‥渋味・苦味・甘味

グナ‥やや重性・乾性・冷性

ヴィーリヤ‥冷

積極的に摂るといい食材

冷性の食材を常温もしくは温かく調理したもの。新鮮な食材、できたての食事をゆっくりと咀嚼して食べる

小麦、グルテン、米、パスタ、もち、蕎麦、山羊肉、鶏肉、白身魚、卵白、牛乳(質のいいもの)、無塩チーズ、無塩バター、ギー、カリフラワー、パクチー、アルファルファ、生野菜、セロリ、パセリ、ブロッコリー、キャベツ、アスパラガス、レタス、グリーンピース、キュウリ、オクラ、にがうり、ピーマン、サツマイモ、しょうが、緑野菜全般、青菜類全般、ココナッツ、ひまわりの種、豆類全般、ひまわり油、米油、ごま油、菜種油、大豆油、ココナッツオイル、オリーブオイル、果物類全般(酸味の強いもの以外)、コリアンダー、フェンネル、カルダモン、ターメリック、ペパーミント、スペアミント、クミン、シナモン、岩塩、海塩、メイプルシロップ、黒糖、きび砂糖、てんさい糖、粗糖、果糖、はちみつ、青汁、ハーブティー、お茶類全般(カフェインを含まないもの)

<向いていない食事>

ラサ‥酸味・塩味・辛味

グナ‥温性

ヴィーリヤ‥温

ピッタの不調時に控えた方がいい食材

辛すぎるもの、酸っぱすぎるもの、塩からいものなど温の性質の食材を多量に摂取すること。熱すぎる食べ物や飲み物。揚げ物やナッツ類など油分を多く含むもの。

大食い、早食いによる消化不良になりやすいため気をつける。

イースト、魚介類全般(特に貝類)、肉類、チーズ、バター、ヨーグルト、唐辛子、生の玉ねぎ、ナッツ類全般、油類全般(温・重の性質を持つもの)、酸味の強い果物、にんにく、ブラックペパー、マスタード、わさび、精製塩、精白糖、コーヒーや紅茶などカフェインを含む飲み物

ピッタの季節(初夏~初秋)は、一年の中で一番消化力が弱まります。

暑いからといって目先の爽快感のために氷の入った飲み物をたくさん飲んだり、冷たい食べ物をたくさん食べたりしてしまうと、せっかく燃えてくれている消化の火(アグニ)を自ら消すことになってしまいます。結果、体内に未消化物を増やし体の重さやだるさを感じ、様々な不調が現れ始めます。

ピッタの食事のポイントは、

「冷性のものを常温、もしくは温かくして頂く。」

「油分や熱いもの、早食い、大食いを控える」です。

次回は、カファ体質及びカファドーシャが増えすぎた時に適した食事内容をまとめてみます。

 -Ayurveda salon-

  Arunachala アルナチャラ

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