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アーユルヴェーダの食事⑤

カファに適した食事

<カファのグナ(性質)>

湿性(水、油)・重性・冷性

<消化力の特徴>

緩慢な消化力

消化するのに時間がかかり未消化物を生じやすい

<不調になった時(カファ過剰)の特徴>

物事への執着心が強くなる、なんでも溜め込もうとする、いきすぎた頑固さ、怠惰、過剰な睡眠欲、鬱傾向、粘着質、頭の切り替えができにくくいつまでも引きずる、風邪をひきやすくなる、体の重だるさ、肥満、鼻炎、呼吸器系の不調、関節部位・腰・足裏・踵の痛み、むくみ、口の中が粘つく、消化不良、吐き気、嘔吐、唾液・涙・目やに・鼻水などの粘液過多、食に対する執着、味がわからない、においに過敏、においがわからないなどの味覚や嗅覚の不調

<向いている食事>

ラサ‥辛味・苦味・渋味

グナ‥軽性・乾性・温性

ヴィーリヤ‥温

積極的に摂るといい食材

軽性・乾性、辛味の食材を温かく、軽めの油を少量使用して焼いたり、グリルするなど、なるべく水分や油分を控えた調理法で。新鮮な食材、できたての食事をゆっくりと咀嚼して食べる

大麦、乾燥穀物全般、グルテン、胚芽米、雑穀米、赤米、黒米、豆ごはん、クラッカー、ライ麦、グラノーラ、タピオカ、鶏肉、山羊肉、羊肉、ブロッコリー、キャベツ、セロリ、人参、アスパラガス、レタス、パクチー、大根、カリフラワ-、玉ねぎ、青菜類全般、緑野菜全般、海藻類全般、ひまわりの種、かぼちゃの種、豆類全般、マスタード油、ひまわり油、菜種油、大豆油、米油、ごま油、グレープシードオイル、ギー、ドライフルーツ、りんご、ザクロ、ナシ、唐辛子、ブラックペパー、マスタード、からし、わさび、にんにく、しょうが、山椒、クローブ、カルダモン、ターメリック、コリアンダー、シナモン、クミン、フェンネル、ナツメグ、ペパーミント、スペアミント、岩塩、はちみつ、豆乳(質のいいもの)、牛乳(質のいいもの)、ゴートミルク、お茶類全般(カフェインを含まないもの)

<向いていない食事>

ラサ‥甘味・塩味・酸味

グナ‥重性・湿性・冷性

ヴィーリヤ‥冷

カファの不調時に控えた方がいい食材

舌にのせた時に甘いと感じるものの摂りすぎ、冷たい食べ物や飲み物、甘くて水分を多く含んだ果物、生もの、揚げ物など消化に時間がかかるものの摂りすぎに気をつける。味覚や嗅覚が敏感なので欲のままに食べすぎないよう気をつける。

玄米、パスタ、小麦、イースト、魚介類、卵、牛肉、豚肉、ヨーグルト・チーズ・バターなどの乳製品、根菜類、ナッツ類全般、油類全般(温の性質のものを少量使用)、果物類全般(摂りすぎに気をつける)、海塩、精製塩、砂糖類全般(はちみつ以外)、コーヒー、紅茶などカフェインを含む飲み物

カファドーシャが過剰な時は、吸収・結合する力が強いため、ため込みやすく太りやすくなります。

胃のあたりが重く食欲がないときは、朝食もしくは夕食をとらないようにするなど食事を抜くとバランスがとれます。

カファの不調時は消化力がより緩慢になるため、未消化物を生じやすいので食べ過ぎに気をつけましょう。

 -Ayurveda salon-

  Arunachala アルナチャラ

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