詩
君たちへ
君がいまやりたいことを
まっすぐに人に伝えながら
できないことはみんなに手伝ってもらって堂々と生きてゆきなさい
先回りして
人がどう思うだろうかとか
これはいけないことなのではないかとか
勝手に一人で考えてやめてしまう必要なんかないんだよ
ただし自分から逃げていてはなにもはじまらない
そうして自分が決めてやったことの結果を
どんなことでも全て生かしていったら
その時はきっと
いつのまにかますますすばらしい君になっているだろう
それは人に迷惑になるどころか
逆に人と人とが直接そのいのちを生かしあって生きる本当の人のあり方を
君に関わる全ての人に身をもって示して
それを実現してゆくことになるんだよ
だって君はひとりで勝手に何かをやってゆくことなんて
出来ないだろう?
ただの狭い仲良し関係とか
あたりさわりのない浅い人間関係の中では
自分のやりたいことを実現してゆくことは出来ない
だからこそ全ての人にその人間関係をひらいてゆく必要があるのだ
その事実を受け入れて
ちょっと勇気をもって自分で決めさえすれば
君にはそれができる
そして
そこからすばらしい世界がひらけてくるのだ
遠藤滋