反骨
遠藤滋さんが、まだ足指で文字を書いていた若い頃の日記の一ページ。
遠藤さんはそれを実現して生きて亡くなった。
傍目には伝わらないかも知れないけど。
遠藤さんが言ってた。
「自分がわかっていればいい。」
「言いたいやつには言わせておけばいい。」
創造力豊かで、発想力と行動力、自立心に富んだ遠藤さんがやりたかったことは膨大で。
晩年は、きっと、自分が本当にやりたかったことのほんの一握りもできなかったという悔しさや悲しさがあったのではないかなと思う。
ひらかざるをえない生活の中、どこにも属さず、自分をどこにも属させず、独立した精神をもって、限られた自由をいつでも強気で真っ直ぐに行動できる遠藤さんは、本当にかっこよかった。
存在がとてもやさしかった。