精神科医・高橋和巳先生の新刊
高橋和巳先生の新刊です。
はじめに
心は自由に動けるのか、必然に従うのか
生まれ育った家族の影響は人生を大きく左右する
第一章 DNAで決められた最初の必然「愛着形成」
親に「くっついて」安心を求める愛着行動は生物学的な必然
第二章 親に決められたことから自由になる試み「イヤイヤ期」
子は親から自由になろうとし、同時に親の心の傷を治そうとする
第三章 小学生は親の人生観を引き継げれば、安定する
学校社会にデビューするためには小学生でも人生観が必要
第四章 思春期は自分の「運命」を初めて自覚する時
親に反抗して、親の人生観を超えようとする
第五章 配偶者は自由に選択できるのか「成人I期」
人はどのような基準で配偶者を選択しているのだろうか
第六章 三つの心を使いこなすと大人は自由になる「成人II期」
父母性とは人を温かい気持ちで応援するという心のポジション
第七章 二律背反を知って大人の心は完成される
人生のあらゆる悩みを生み出す「葛藤」
おわりに
自由とは「心の法則」という必然を実現すること
「自由とは必然性の洞察である ー ヘーゲル」